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アンドロメダ銀河を撮影した「すばる望遠鏡」

 

 

 

アンドロメダ銀河全体の撮影に成功した

すばる望遠鏡。

 


astronomical observatories / frontriver

 

 

ハワイ島のマウナケア山頂(標高約4200m)に

設置されている日本のすばる望遠鏡が、

世界で初めてアンドロメダ銀河全体を撮影することに成功したと

7月31日に国立天文台が発表しました。

 

 

 

このことがどれくらいスゴイことなのか知らなかったので、

ちょっと調べてみました。

 

 

 

この撮影に使われたのは高性能巨大デジタルカメラ。

 

 

 

高さが3メートルで、重さが3トンと、ほんとに巨大!

 

 

 

116枚のセンサーが備えられていて、

カメラ視野は従来の7倍で満月を約9個分捉えられる視野をもつ。

 

 

この視野は、世界で一番広い視野角。

 

 

またその解像度もすごく、

一般的なデジカメの約80倍以上で、

約8億7千万画素!

 

 

 

銀河の1つ1つの星を拡大しても

鮮明に写っているという超高解像度だ。

 

 

 

実はこのカメラ開発には10年の道のりが費やされていた。

 

 

 

一般的なデジカメやスマホのカメラは、

画素を小さくして解像度を上げている。

 

 

 

しかし、宇宙望遠鏡の場合、

画素を小さくしてしまうと感度も落ちてしまい

暗い宇宙で使うには向いてないため、

画素を小さくしないで解像度を高解像度にする必要があったようだ。

 

 

 

つまり、一般的な生産技術の発想では作れない性能のカメラだった。

 

 

 

そこでこの高性能巨大カメラの開発に携わったのが

キャノンや三菱電機、浜松ホトニクスなどの日本企業。

 

 

 

正に日本の技術力の結集によってこの快挙を成し得ている。

 

 

 

そして、アンドロメダ銀河全体の撮影が

どれほどスゴイかというと、

今から14年前の1999年に撮影できたのは

全体のわずか1%だった。

 

 

そして2001年に少し広い範囲を撮影できたが、

それでも14%がやっとだった。

 

 

 

そして12年後の2013年、

ようやく全体を鮮明に撮影することに世界初成功した!

 

 

 

 

アンドロメダ銀河は地球から約230万光年先にあり、

直径だけでも20万光年あるというから、

とてつもなく巨大銀河なのがわかりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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